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2022年10月

BELON牡蠣って。。。

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店名のBELONって何?
と、よく聞かれます。

実は「牡蠣」の名前なんです。

フランスのブルターニュ沖で獲られるブロン牡蠣は、
見た目や食感はハマグリのよう。

「牡蠣とシャブリ」
とよく聞くと思いますが、
もともとは
「ブロン牡蠣とシャブリって合うよね。」
から始まっているそうです。

「オイスターバー&ワイン」
にあった店名だと思いませんか?

以上、ちょっとした紹介でした。

【牡蠣とワインとファンファーレ】vol.4 ~美食〇ァンファーレパクりました~

 

今日はラベルのお話。

ワインというと、どうしても中身のお話になってしまいますが、

ワインの顔ともいえるラベルにも様々な物語があります。

生産者の名前、生産地、生産年、場合によっては品種、などですが、

なんといっても生産者の想いが込められています。
 

【牡蠣とワインとファンファーレ】vol.4

こちらはドイツ ファルツの生産者

『フリードリッヒ・ベッカー』さん

葡萄を見上げる狐のエチケットが目印です。

ここにもたくさんの物語があります。

現当主はその地の共同組合の立ち上げに関わった地元の盟主の息子さん。

なんと自分で醸造所を立ち上げるといい、

さらに当時は大量生産・甘口白ワイン全盛の時代、

ミュラートゥールガウでなくピノ・ノワールを育てブルゴーニュに負けない赤ワインを造るんだとか。

世間はベッカーのワインは酸っぱくて美味しくないと陰口を叩く時代が続きましたが、

今のなっては多くの権威ある賞を受賞する地域の代表的な生産者となりました。

 

このエチケットはイソップ童話の『すっぱい葡萄と狐の一幕』

木の高い所に美味しそうな葡萄がなっていましたが、狐は届きません。

狐はその葡萄は酸っぱいに決まってると言って悔しそうに立ち去りました。

 

当時のベッカーさんの苦難の道のりと、やってやる!という気概を表しています。

なんか良いですね。



ん、、、?!!!こ、これは!!!

 




まるで1996年の天皇賞・秋を3歳(当時は4歳表記)で勝った

『バブルガムフェロー』!!!

天皇賞・秋といえば一流古馬が集結する、中距離戦線秋の大一番。

今でこそ3歳馬も積極的に挑戦しているが、当時は3歳には遥か遠い世界。

無謀だという批判の中、果敢に挑戦し、

サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーといった超一流古馬に競り勝ち、

3歳の新たな可能性を見出だした開拓者!

まるで、そんな彼にふさわしいヒストリーだ!!!



さて今週は天皇賞・秋!

昨年はエフフォーリアが3歳で勝った。

今年の3歳もレベルと層の厚みが違う。

世代随一の天才と評される素質馬イクイノックスも参戦。恐らく1,2番人気。

でもみんな忘れてないか?!

最も速い馬が勝つ、昨年のエフフォーリアも勝った皐月賞の覇者は、

『ジオグリフ』!!!

骨折明けでも世代屈指の爆発力!

今回はジオの豪脚が府中で炸裂する!

相手はイクイノックスと3着に府中巧者ダノンベルーガ

若武者達よ新しい風を吹き込め!!!

100年の歴史 ♬

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格付け第4級
100周年を祝した特別ラベル
安定した品質とクラシックスタイルで
高い人気を誇る正統派ボルドーワイン

CHATEAU TALBOT
シャトー タルボ

2018

ヴィンテージに左右されない安定した品質とクラシックなスタイルが魅力の格付け第4級シャトー・タルボ。
ボルドーファンから長きに渡り高い支持を集めている人気シャトーです。

ワイン評論家ロバート・パーカー氏より
「メドックのワインの格付けが新しくなることがあったら当然昇格していいだろう」
と評価されている実力派で、ボルドー好きの方は迷わず手に入れていただきたい、正統派のボルドーワインです。


2018年のシャトー・タルボは、1918年にコルディエ家がシャトーを所有した100周年を祝した特別ラベル。
空に繋がる森を表現した、シャトー内にある熟成セラーの柱の部分をモチーフとしたデザインが描かれています。

【牡蠣とワインとファン〇ァーレ】 vol.3 ~美食〇ァンファーレパクりました~

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毎年9,10月に宇都宮で大橋健一MWのセミナーがあり先日参加してきたのですが、

今回のテーマは今少しずつ認知されつつある『オレンジワイン』でした。

広がりと同時に、オリジンのジョージアの様な力強いスタイルから柔らかいスタイルまで、

色々なスタイルが造られているのを実感できました。

個人的に良かったのがこちら。


シャトー・メルシャンが造る

【グリ・ド・グリ 笛吹甲州】

2021年のインターナショナル・ワインチャレンジ

オレンジワイン部門アジア勢初の金賞を取った

日本が世界に誇るフラッグシップです。

 

ビワや杏の様なやさしく柔らかさがあり、かつジューシー。

仄かに落ち葉の散った土を感じる、、、クリスプで素朴。

まるで、日本の秋の景色。美しいワインです。

ミッドパレットからフェノリック苦味が表れ軽く口中をグリップ。

後半にかけ、酸と豊かな果実が再び表れ、味わいをまとめる。

苦味がカウンターバランスとなり甘味を残す心地よいフィニッシュ。

オレンジワインなのにクリーンでフレッシュ、フルーティー、優しいジェントルなスタイル。

まさに、日本を代表する一級品。


こ、、、これはまるで

昨年の菊花賞を制し、今年凱旋門賞に挑んだ

タイトルホルダー!

王者不在の菊花賞を持ち前のスピードとスタミナで逃げきり制覇。

今年になってから春二冠を制し、名実ともに日本最強馬の称号を得て挑んだ凱旋門賞。

日本馬に不利な悪天候・悪道の中、果敢に逃げ存在感を見せつけた、、、

そんな彼にぴったりなワインだ!


今週は牡馬三冠目『菊花賞』!最も強い馬が勝つ!

今年も春の王者はいない。

ライバルはより高みを目指し他へ駒を進めてしまった。

強い夏の上がり馬も現れたが、もう負けられない!

春の雪辱、田辺と共に淀の3000mを逃げきれ!

頑張れ!アスクビクターモア!

 

月替わりコース10月11月のご紹介♬

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皆様、こんにちは。
BELONで今、1番熱いコース。

BELON月替りコース

10月もあと少しですので、

10月のおさらいと11月のご紹介を改めて!

10月ご来店コース内容
【前菜】
冷製 生雲丹のプリン キャビア添えを含む前菜2種盛り合わせ

【生牡蠣】
産地直送!厳選生牡蠣 3種盛り合わせ

【牡蠣料理】
牡蠣料理3種盛り合わせ

【パスタ】
牡蠣とパンチェッタのアマトリチャーナ スパゲッティーニ

【メイン】
牛肉のタリアータ バルサミコソース

【ドルチェ】
本日のドルチェ

 
11月ご来店コース内容
【前菜】
前菜2種盛り合わせ
【生牡蠣】
産地直送!厳選生牡蠣 3種盛り合わせ
【牡蠣料理】
牡蠣料理3種盛り合わせ
【パスタ】
生雲丹のカルボナーラ カラスミがけ 生パスタ
【メイン】
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
【ドルチェ】
本日のドルチェ
 
※翌月以降のご来店は内容が変更されます。
※仕入れ状況により、内容が変更になる場合がございます。
※牡蠣を含む苦手食材、アレルギーなどある際は、予めご相談下さいませ。
※BELON会員のご登録はホームページのSHOP INFOから!

【牡蠣とワインとファン〇ァーレ】 vol.2 ~美食〇ァンファーレパクりました~

 

本日紹介するのはこちら!
 

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ニュージーランドクメウリバーシャルドネ

世界にニューワールド旋風を巻き起こした生産者の1つです。


マスター・オブ・ワインマイケル・ブラコビッチが率いる、

理論と経験に基づき造られているワイン。


早くから楽しめる、ニューワールドらしい豊かで朗らかな果実。

シャルドネの本家、ブルゴーニュにも負けない

硬質でスティーリーなミネラリティが奥底に。
 

 


こ、、、これはまるで、、、!!!

 

 



1996年の秋華賞を制した

『ファビュラスラフィン』!


〇外に解放された新設3歳G1元年の
1996年。

ニュージーランドトロフィーを圧倒的なスピードで圧勝。

続く第一回NHKマイル(GⅠ)は超ハイペースに巻き込まれ撃沈。

早熟説がささやかれ評価が落ちた中で出走した秋華賞は

後の女帝エアグルーヴやエリモシック、ロゼカラーを退けての当時のコースレコードに迫る快勝劇。

次走に選んだのが世界の強豪が集うジャパンカップ!


当時牝馬クラシック馬の評価が低かった時代、、、

世間の予想を覆す、外国馬シングスピールとの『死闘』と評されるハナ差2着。

強い牝馬の時代をこじ開けた、まさに先駆け『ファビュラスラフィン』!!!

 

まさにそんな芯の強さとキレを持ったワインだ!


さて、今週は牝馬三冠最終戦『秋華賞』!

スターズオンアースが三冠に挑む!

しかし、他の馬も骨折明けの二冠女王をこれ以上は負けられない!!!

今年の推しはオークス2着馬『スタニングローズ』!!!

キンカメ×クロフネ×サンデーという現代日本競馬の集大成の様な血統!

ファビュラスラフィンと最後の一冠を争ったロゼカラーの孫娘!

ローザネイ、ロゼカラーから続く薔薇の一族の血よ、秋の仁川で咲き誇れ!
 

秋☆パスタ

みんな大好き秋パスタ

4種のキノコのクリームソース

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ランチのパスタなのですが、
ランチメニューも見えるからですかね。
ディナータイムのリクエストも多いです。

勿論、つくれます!!

この季節になると、つい飲みたくなります。

 
こんにちは。BELON渋谷です。

久しぶりに心地よい陽気な天気です。

街の装いの少しずつ変わってきましたね。

 

涼しくなってくるとつい飲み物も瑞々しい白ワインから赤ワインへ。

太陽の光を存分に浴びた濃厚な赤というより、円やかな熟成感のある赤を体が求めてしまいます。

そんな訳でグラスワインの今週から秋仕様に。

 

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前にもちょっと書いたことがあるのですが、

ボルドーの赤ワイン牡蠣とも楽しめる貴重な赤ワインです。

さすが牡蠣の銘産地というのもあるのですが、

ソーセージと一緒に食べたり

潰した生胡椒を一かけら添えるだけで

赤ワインと牡蠣がこんなに相性良くなるんだ!!という驚きの組み合わせです。

 

以前シャトー・レオヴィル・ラスカースのセミナーに参加した時、販売マネージャーさんが、

 

伸びやかな酸とミネラリティをしっかり感じられる透明感。

そして世界市場を意識しているクリーンな造り。

これがラスカースを所有するデュロン家、そして、ラスカースの特徴だ!!!

と、おっしゃっていました。

 

確かに、伸びやかで透明感のある酸。

しっかりした骨格だけど、強すぎず丸みを帯びた、まさにフィネスと言える調和。

そして、後味にはっきりと感じる塩気。

あぁ、是非、牡蠣に合わせたいですね♪♬

 

さすがスーパーセカンド!!!というクオリティなのですが、

いかんせん価格もスーパーセカンドなので、なかなか手が出せません。。。

 

そこで今回ご用意したのが同じくデュロン家が所有する

ボルドー・シューペリエール

『シャトー・サン‐ミッシェル』

しかもグレートVT2015年!!!

若々しさを残しつつも、角がとれ、ちょうど発展へと進み始めた飲み頃ワインです。

 

秋の夜長を牡蠣とワインと一緒に過ごしませんか♪♬

 

                                           par UTPN

 

 

オレンジワインって?

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皆様、オレンジワインはご存じですか?
少しずつ有名になってきている印象はありますよね。
 
簡単に説明すると、白ワイン用のブドウで赤ワインのように製造したワインです。
本来、白ワインを作る際は取り除く皮や種を入れて作ります。
 
 
こちらは、
20000 Leguas
※ベインテミル レグアス
BELON銀座店でグラスでご用意しているワインです。
 
標高800メートルの自社畑の白ブドウを使用した、
有機・ヴィーガン認証取得のアンバーワイン。
熟したアプリコットやオレンジの皮を想わせるアロマに、
滑らかなタンニンと酸を感じます。
可愛いラベルに描かれた潜水艦は、このワインを造る際、
フランスの冒険小説「海底2万マイル(ベインテミル・レグアス)」
からヒントを得たからだそうです。
 
今日はワインの紹介でした♬

ちきゅうをまもろう!!!  ~☆~☆~地球防衛団~☆~☆~

no subject
 

先日、お世話になっているドイツワインのインポーターさんの試飲会があり、

面白いワインがありましたので、さっそくご紹介したいと思います。

 

AUFTAKT (アウフタクト)

ドイツ ファルツ 『ソーヴィニャー・グリ』

 

ドイツでソーヴィニョン系は珍しいと思い、

グリということは、ソーヴィニョン・ヴェールやソーヴィニョンナスの様な亜種、またはシノニムなのかな?

と思い飲んでみました。

 

うん、確かにソーヴィニョンの様なグレープフルーツやグースベリー。

グラッシーなトーンにややピーマンの様なベジタルな香り。

なるほど、なるほど、と思い、よく見てみると、、、

 

『ソーヴィニョン』ではなく『ソーヴィニャー』とあります、、、

 

ん?これはなんぞや?と調べてみると

『カベルネ・ソーヴィニョン』と『ブロナー』の交配品種とのことで、

この生産者以外ではあまりお目にかかれない品種で、

試行錯誤の末、ようやくリリースにこぎつけたワインとのことでした。

 

さて、皆さんは『PiWi品種(ピーヴィーひんしゅ)』というものをご存じでしょうか?

あまり耳にしない言葉だと思いますが、

『Pilzxiderstandsfaehige Resorten』というドイツ語の略で

いわゆるハイブリット品種のことです。

 

近年、環境への取り組み、そして、

その事業を継続的に続けられるように環境へ配慮する取り組み『SDGs』への関心が高まっています。

 

ワイン業界でもこの流れは同じで、また別の流れとして、

かつての大量生産・大量消費の為の化学肥料・農薬の乱用に対する反動や健康志向も合わさり、

有機農法や自然派ワインへの世間の関心も高まっています。

 

しかし自然派ワインといっても様々で、明確な定義が確立されていないのが実態です。

例えば、栽培プロセスでいうと、ビオディナミ農法のものや有機農法のもの。

醸造過程でいうと酵母は野生酵母で、亜硫酸を添加しない、または極力抑えるもの

そして、人手の介入を極力抑えるものから、全くしないものまで。

企業の取り組みとしては自然を大切にする、環境保全に取り組んでいるなどです。

広い意味で考えるとリュット・レゾネの様に

ワイン産業がその土地で持続可能である様、自然環境に配慮する農法も当てはまると思います。

 

しかし、農薬をバンバン使っていても

野生酵母を使って醸造プロセスにおいてほぼ介入しなければ

自然派とも言えてしまいます。

また、ビオディナミや有機農法でも一定量を認可されている毒性のある銅を含むボルドー液使っており、

環境保全に取り組む生産者と同列の、大きなくくりでの同じ自然派と呼ばれてしまうという問題も抱えてます。

 

なぜこの様なことになってしまったかというと、ある醸造家の方が面白いことを述べていました。

日本語の『自然』と英語の『NATURE』の意味の相違が、

この様な、異なるものを同列にしてしまう一因になっているというものです。

 

明治維新後、多くの外国語が日本に入ってきて、翻訳という作業がなされました。

まず、木や山の様に1対1に当てはまるものはそのまま訳されました。

さらに、コーヒーやビールの様に日本語にないものには新たに言葉が作り出されました。

そして、若干ニュアンスは異なるけど、似ている言葉があるのものは似ている言葉を当てはめました。

 

先ほど出ました『自然』、これは1番目と思いきや実は3番目に当たります。

 

日本語の『自然』には森や山、川の様なものの他に

『自然体』の様な『手を加えない様』や『そのまま』の様な意味合いも持ちます。

英語において『NATURE』は日本語と同じく森や山、川の意味も持ちますが、

元となっているのが『神様が創ったもの』というもので

『NATURE』の反対語は『ART』すなわち『人間が造ったもの』になります。

この為、自然をリスペクトするワインから、全く手を加えないハンズオフの極みの様なワインまで、

場合によっては正反対なプロセスを経ていても

同じ『自然派ワイン』としてまとめられてしまった、とのことでした。

 

確かにこの様に『自然派ワイン』ではなく

『VIN NATURE』

と横文字に直すと、どの様なものかを理解しやすいなと感じました。

 

さて、話を戻しますが、この『PiWi品種』、

アメリカ原産ブドウ『ラブルスカ系』のブドウが交配されている為、

フィロキセラ耐性耐寒性の他、カビや真菌耐性に優れているという特性があり、

農薬やボルドー液散布の量を減らすことの出来ます。

 

このワイン『自然派ワイン』ではありませんが

『地球環境に優しいワイン』

であることに間違いありません。

以前はラブルスカ系品種から造られたワインは

『フォクシーフレーバー』『バブルガムフレーバー』と呼ばれる

独特のグレープジュースやバブルガムの様なフレーバーが強かったのですが、

近年は改良され、その香りも抑えられ、欧州品種にも劣らない高品質なワインが造られています。

 

この様な視点から地球環境を考える、そんな生産者をBELON渋谷で応援してみませんか?

 

                      Par UTPN