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2023年9月
樽香は生牡蠣に合わない?、、、いやいや、旨味の強い牡蠣と一緒に♪♬
待ちに待った新しいワインが届きました♪
ボジョレーの生産者
『ドメーヌ ド ラ マドンヌ』がシャルドネから造った
ボジョレー・ヴィラージュ『ブラン』です!
ボジョレーというとやはり赤、ガメイのイメージが非常に強く、なかなかお店でも白にお目にかかる機会がないですが、
ちょうどインポーターさんから紹介頂いたので思わず注文しちゃいました。
穏やかな第一印象で、青リンゴや洋梨の控えめな香り。
造り方がブルゴーニュスタイルという事で、やはりブルゴーニュ・ブランに似ているのですが、
スミレのお花やアカシヤの花の蜜が湧き出るかの様に現れる、エネルギッシュな印象を受けます。
酸は柔らかく円やか。
軽やかでスッと入っていく一方、オイリーなテクスチャーが口中をサッと乾かしドライな印象を与えます。
樽の香りは上品に溶け込み、仄かなタンニンと苦味がワインに膨らみを加えます。
やっぱり、どこかブルゴーニュと違う、軽やかでドライ、スッキリした味わいです。
これが花崗岩で育ったシャルドネから造られたワインのキャラクターなのでしょうか?
うーん、、、なかなか興味深いですね。
さて、試しに今食べ頃の東北の牡蠣二種類と合わせてみました。
宮城県女川の牡蠣はややあっさりめ、今の時期は比較的シンプルで多少塩気が目立ちます。
岩手県釜石の牡蠣は女川よりしっかりでミドルくらい。出汁の様な旨味がはっきりと感じ取れます。
牡蠣と合わせてみるとまず牡蠣の塩気でワインの輪郭がはっきりとし、単体で味わうより明確でクリアーに感じます。
女川はシンプルでスッキリしすぎているせいか、後味に苦味を強く感じます。
逆に釜石は旨味の強い牡蠣だけに樽発酵由来の溶け込んだ樽香と同調し、牡蠣の甘味が引き出されます。
最初は多少ズレがあるのですが、ジワジワと一体になっていくのを感じました。
ワインも瑞々しいフルーツ香にフォーカスされ、最後は口中を爽やかにリフレッシュさせてくれます。
メルシャンさんの研究で、樽の香りのあるワインは出汁と相性が良いというのがありますが、
それを実感できる組み合わせでした。
BELON銀座店では本日よりご用意がございますので、珍しいボジョレーの白と旨味の強い釜石を是非試してみて下さい♪
UTPN
水の都、愛媛県西条市の牡蠣『瑞宝』と一緒に至高のペアリングを♪♬
雨の影響もあり涼しい日が続きます。
今年は冷え込み始めるのが遅かった為、紅葉の期間が短くなるという予測が出ています。
ただ、一気に紅葉が進むため、ダイナミックで、迫力ある紅葉が見られるそうです。
さて、九月もあと一週間。
休止中の産地の牡蠣の身入りが回復力し、再開するのはいつでしょうか。
本当に待ち遠しい限りです。。。
本日は数量限定、特選牡蠣のご紹介です。
水の都、愛媛県西条市の牡蠣
『瑞宝』
西日本最高峰、石鎚山山系の恵まれた伏流水で育った、シングルシードの三倍体牡蠣です。
河口干潟で育てられており、干潮時は海上に露出します。
殻もぎゅっと閉まる為、身入りよく、旨味の詰まった牡蠣になります。
味わいはややあっさりめで爽やか、出汁の様な旨味に仄かな酸味が加わります。
どこかフルーティーな印象を受けます。
おすすめは、、、シャンパーニュ!!!
繊細で、エアリー、クリーンで透明感のあるシャンパーニュがお薦めです。
BELON銀座店イチオシは、、、
アヤラの『ル・ブラン・ド・ブラン』
牡蠣の味わいの輪郭とワインのフレーバーの完全な調和。
これが一体になるということか、、、と言うのを実感出来ます。
某、超有名ソムリエのお方も絶賛された、とっておきのペアリングです!
美食の季節を是非、『牡蠣』と一緒に!
至高のペアリングをお楽しみ下さい♪♬
Par UTPN
牡蠣との調和、そして味わいを創生するNZのソーヴィニョンブラン♪♬
さて、本日は9月からスタートの、
ニュージーランドが世界に誇るマルボロのソーヴィニョン・ブラン
『ヴィラマリア』の
僕が初めて飲んだニュージーのソーヴィニョン・ブランがこちらの生産者さんで、
今月より取り扱いを始めた三国ワインさんには大感謝です。笑
とても分かりやすい、ガヴァやパッションフルーツに刈りたての芝生。
よく『パンジェント』と表現される、はっきりとしたピュアで力強い香りです。
もぎたての果実の様な瑞々しい質感と、ピュアで爽やかな酸味がバランス良く、心地よい、明快なワインです。
飲んでいるだけでなんか楽しくなっちゃいます。
まさにニュージー、ソーヴィニョン・ブランのお手本ですね。
牡蠣に合うワインのコンペティションで、ニュージーのソーヴィニョン・ブランがよくランクインしているのですが、
ワインの持つ爽やかな酸が牡蠣の味わいの輪郭はっきりさせ、
牡蠣の心地よい塩気とワインのピュアな果実のフレーバーが見事に融合し、心地よい余韻を造り上げます。
濃厚、クリーミーというより、比較的爽やかな牡蠣と相性が良いです。
是非、ヴィラマリアと一緒に色々な牡蠣の個性を楽しんでみて下さい♪♬