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渋谷のオイスターバー ブロンの牡蠣やワインにまつわるブログ

今月のお薦めグラスワインのご紹介です

ここ数日、雨と寒々しいが続いています。

ブロン渋谷から、今月のお薦めお薦めグラスワインのご紹介です。

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レンツモーザーのグリューナー・ヴェルトリーナーオーストリアの白ワインです

ステンレスタンクでの発酵・熟成。レモンやハーブを思わせる華やかな香り。

さっぱりした味わいに白コショウの様なスパイスも加わるテイストは、

きっと不快な日々を吹き飛ばしてくれます。

グランドメニューからお薦めの一皿のご紹介です

ここ数日、あまり良いニュースを聞かない気がします・・

ブロン渋谷店から、グランドメニューに追加の一皿のご紹介です。

【天使の海老のプランチャ アボカドのレムラードソース】

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「天使の海老」はパラダイス・プローンという品種のエビで、

生の状態だと水のように透きとおった、きれいな青い色をしています。

この海老をグリルして、アボカド入りのマヨネーズソースで召し上がって頂きます。

世界中のエビの中から最高品質のエビとして選ばれ、

食品基準に厳しいフランスのクオリサートと呼ばれる

最高品質の称号を授与された、世界で唯一の海老を堪能して下さい!

今週のイチ押し生牡蠣のご紹介です。

いつのまにかゴールデンウィークも終了です・・

ブロン渋谷店から、今週のイチ押し生牡蠣のご紹介です。

三陸岩手県の広田の牡蠣です。

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有名な赤崎産を上回る競り値が付くこともあるこの牡蠣は、

耳吊りや、温湯処理などを行って、品質の高い牡蠣造りに励んでいます。

ここ何週間は、存在感のある大きさに加え、身入りも最高で、

火を入れても身が縮みにくい為、焼き牡蠣としても活躍中です!

ビッグボス・ニエトのピリ辛『まかない記』~その5~

ゴールデンウイークも残りあと僅か・・

ブロン渋谷店から、ビッグボス・ニエトの賄いのご紹介です。

本日の賄いは、「焦がしニンニクが効いてます!オリエンタル・ヌードル」です。

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麺はパスタの余り物、スープのベースは水と仕込みで余ったビール。

具材はこれも端材の鶏肉、ジャガイモ、玉葱、など、

高級感溢れるラインナップです。(笑)

そして最後に、熱した焦がしニンニクを上から乗せて完成です。

隠し味のローズマリーが、脂っぽさを打ち消し、良い仕事をしとります!

ただ、汗が止まらんぜよ・・ごっつあんでした!

五月・・・『R』がつかない月になってしまいました(泣)

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こんにちは。
BELON渋谷です。


5月になりました!みなさま今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?

 

そうです!『5月』!『MAY』!です!


R』の付かない月になってしまいました・・・

牡蠣好きの方でしたら『牡蠣は【R】の付く月に食べろ』という格言を一度は聞いたことがあると思います。

 

確かに、海水が温かくなると牡蠣の産卵のシーズンになるので、各産地では出荷が終了してしまいます。

産卵してしまうと一気に身も痩せてしまいますし、

牡蠣の産卵期を乱獲から守ったり、美味しい牡蠣を味わうと考えると確かに正しくもありますが、

お店からするとちょっと迷惑な格言だったりします。

『いったい誰がこんなことを言い出したのでしょうか?!』


では、牡蠣の歴史を少し紐解いてみたいと思います


牡蠣は今から二億年以上前から存在していました

今と大差ない形状をしており、同じ様なサイクルを繰り返していたそうです。

有史以前の話をすると、人類発祥の地とされる南アフリカのモーセル・ベイでは16万4000年前の貝塚から

オーストラリアでは4~6万年前の貝塚から牡蠣の殻が見つかっており、

かなり古くの時代から牡蠣は食されていたことがわかります。


文明誕生以降も、料理の進化と共に牡蠣も愛され続け、

3世紀のギリシャでは料理書『食卓の賢人たち』に、

4~5世紀のローマでは料理書『アピキウス』にも登場します。

 

当時は海に捨てた陶器の破片に牡蠣の幼生が付着し、それを他に移し育て、大きくなったら食べるという、

原始的な養殖がなされていたそうです。

そしてなんと、産地による牡蠣の味わいの違いなども議論されていました。
 


また、西洋だけではなく、アジアでも食されており、

漢王朝時代(BC206~AD220)にはすでに養殖もされていたようです。
 

中世に入っても愛され続け、

イングランド王ヘンリー4世が前菜で牡蠣を400個食べたとか、

ルイ14世は毎朝牡蠣を70個食べたとか、

数多くの逸話が残っています。

当初は王族や貴族など特権階級の食べ物だったようですが、時代と共に庶民に広まっていきました。

中世ヨーロッパは厳格なカトリックのしきたりに従っており、

水・金・土・祝日や降臨節、四旬節などの肉を断たなければならない日、期間では特に重宝されたそうです。

当時牡蠣は多くの人に好まれていた一方、性的な意味合いを持つ食べ物でもありました。

閉じた牡蠣は処女性や貞操概念と結び付き

開かれた牡蠣は乱れている象徴でもありました。

1620年のヤン・ブリューゲルによる『聴覚・触覚・味覚』の風刺画にも

牡蠣をむさぼる女性の姿が描かれており、当時の社会的通念が表されています。


さて、そんな中、この節を唱えたのがイングランド王ジェームズ1世の主治医をしていた

【ウィリアム・バトラー】という人で、

その説を印刷物にして有名にしたのが

 

『ヘンリー・ビュット』という男です。

 

ヘンリーには気になる女性がいました。その女性の気を引くために特別な食事で誘おうと思いました。

牡蠣を食べに行こうと考えたのですが、当時先程の様な特別な意味合いを含んでいる食べ物でしたので、

自分に下心があると思われてしまうのではないか?と、心配したそうです。

そこで彼は『牡蠣は【R】の付く月に食べた方がいい』と知的に誘えばそう勘繰られないのではないか?

と考えこの説を使って誘ったそうです。

 

気になる女性の為に頭を悩ますのはどの時代も変わらないようですね。。。(笑)

 

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では、現代に時を戻しましょう。

そんな牡蠣も現代では科学や技術の進歩もあり、一年中楽しめるようになりました。

例えば、三倍体の遺伝子をもつ産卵しない牡蠣の開発もそうですし、

輸送技術の発達で世界の牡蠣を輸入することで夏場も楽しめるようになりました。

水温の違いを利用して成長するペースを調整する生産者もいます。

そして、なんといっても日本には夏場も美味しく楽しめる『岩牡蠣』もあります。

 

と、いうわけで現代の日本では『R』のつかない月でも

牡蠣を安心して・安全に・美味しく・楽しめるようになっているのです!

なので、これから四カ月ほど『R』が付かない月が続きますが、

安心して、是非!BELON渋谷に牡蠣を味わいにいらして下さい!

お待ちしています♪♫

 

                    par UTPN

 


 

ゴールデンウィーク突入です

あいにくの空模様ですが、ゴールデンウイークに突入です。

ブロン渋谷店から、イチ押し生牡蠣のご紹介です。

広島県大黒神島三産なのですが、この島、瀬戸内海で最大の無人島なんです。

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通常はやや小振りなのですが、今週は一回り大きく身入りもしっかりしています。

ランチの牡蠣フライプレートにも使用する程です。

また、丸みを帯びた形も愛らしくて堪りません。

現在渋谷店の生牡蠣は、岩牡蠣を含む8種類で営業中です!

今週のイチ押しランチパスタ

北海道では痛ましい事故が発生、事態の収集も厳しそうです・・

ブロン渋谷店から、今週のイチ押しランチパスタのご紹介です。

アサリと春キャベツのオイスタークリームソース

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春の息吹を感じさせてくれる一皿です。

春キャベツは柔らかさが特徴ですが、火を通し過ぎないのがポイントです。

芯はシャキッとして、甘さだけでなく食感も愉しめます。

今週も残り僅か、興味のある方は渋谷のランチまで足をお運び下さい!

クラウドファンディング ご支援募集中

初夏の陽気に包まれた一日になりそうです。

ブロン渋谷店から、クラウドファンディングのお知らせです。

弊社は(株)クラフトダイニングとして、店舗展開しております。

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レストラン事業と並行して、阿佐ヶ谷・上石神井にワイン&デリカのショップを

立ち上げました。そしてこの度、

キャンプファイヤー】を通じクラウドファンディングを設立し、

「レストランのシェフが作る10分でできる簡単調理のイタリアンディナーセット」

を、リターンとしてご用意させて頂きました。

 

ご興味のある方は、グーグルで「キャンプファイヤー クラフトダイニング」か、 

下記のURLより検索して頂きたいと思います。

https://camp-fire.jp/projects/view/572177

皆様のご理解と、ご支援をお待ちしております。

 

 

 

ワイングラスについて考える。

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こんにちは!BELON渋谷です。
 
桜の季節も終わり木々が若々しさを帯びてきました。
暖かい太陽の光を浴びて若葉がすくすく育ち、初夏の清々しさも感じます。
うちの葡萄の木も新芽の伸びるペースも早くなり、花の蕾も姿を現しました。
ゴールデンウイークはすぐそこですね。
 
 
本日は少し趣向を変えて、ワインを飲む上で大きな影響を与えるアイテム、
 
『ワイングラスの形状がワインの味にどのような影響を与えるか?』
 
について考えたいと思います。
 
 
 
さっそくですが、『味覚地図』といものをご存知の方も多いと思います。
 
舌の先端で甘みを感じ、舌の両端のやや前で酸味やや後ろで塩気。そして舌の奥で苦味を感じる。
その原因はそれぞれを感じる味蕾がその場所にある為、というものです。
僕も小学生のころ習ったのを覚えているのですが、
科学の進歩により実は、それが間違いであったことが判明しています。
 
どうやら味覚地図は1900年代初頭に発表された論文から造られたもので、
そもそも、その実験も10数人程度の検証だったそうです。
 
実際、五味(甘味、塩味、苦味、酸味、旨味)はそれぞれの受容体で感知するのですが、
それらは一つの味蕾にまとまって存在しています。
味蕾は球根の様な形状で、ある部分が甘味の受容体、また別の部分が塩気の受容体
、、、のような構造をして、舌の表面全体に散らばって存在しています。
 
ただ、甘みはやはり舌先で感じやすいというのも事実です。
諸説ありますが一説によると、甘みは快感の一種であり、すぐ脳が反応してしまうからだそうです。
 
また苦味が奥で感じやすいのは、そもそも苦味は発展的な味覚であるのですが、
生物的には『苦味=体に害のあるものの味=毒物』であり、体内に間違って取り込まない様
口の奥で最終判断出来るように、との説もあります。
 
酸味、塩気は多くの唾液を分泌させます。唾液が分泌する箇所が舌の両脇の下にあるのを考えると、
その部分でその味覚を感じるように錯覚しているのではないでしょうか?
 
ともあれ、トップクラスのテイスターでも感じやすい場所、感じにくい場所があり、タイミングも異なるので、
やはり味覚は人それぞれ異なる、という事です。
 
 
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ではグラスの形状が味わいに与える影響をいくつか書いてみたいと思います。
 
① まず挙げられるのが、グラスの飲み口の口径、形状です。
 
飲み口の経口が小さい程、口がすぼまり舌の断面も『U』になります。
舌先から液体を捉えやすく、甘みを舌先で捉えやすくなります
また、流速も早まり奥まですっと流れるのでワインに一体感をもたらします
例えばシラー用のグラスなどは赤ワインのグラスでも先のすぼまったグラスが多いです。
シラーの特徴といえば『スパイス』。スパイスは単体では刺激でしかありませんが、
他の味覚と一体になること文字通り『スパイス』になるのでしょう。
 
逆に口径が大きくなると、口がリラックスし。舌の断面が『ー』になります。
流速も遅くなるので液体が舌の両脇に流れ、それにより繊細な酸味を感じやすくなります
ブルゴーニュの白のグラスなど口径が大きいのはブルゴーニュならではの繊細な酸味を感じる為だそうです。
 
また、グラスの口が内側にすぼまっている程、香りを中にため込み
ストレートに開いているほどワインの強さを抜いてくれます
アルコール、酒質の強いワインなどは強さを抜くことでワイン本来の香り・味わいを楽しめます。
 
 
② 次にあげますのがボールの底の形状です
 
こちらはフラットの方が香りをため込む効果が強く
角度がある方が香りを立ち上げやすいとのことです。
ソーヴィニョンブラングラスやニューワールドの赤ワイングラスの底は角度をつけることで、
香りがストレートに引き出されるよう工夫されています。
逆に、フラットなブルゴーニュタイプのグラスは複雑な香りをじっくり探り、楽しめるようにできています。
 
 
③ そしてボール、グラスのサイズです。
 
よく言われるのが、ボールのサイズです。
大きいほど香りをためるので、格の高いワインや酒質の強いビックなワインは大きいグラスの方が好ましいです。
 
また、グラスのサイズが大きいと、
顎を上げる為、口先がリラックスし舌の断面が『ー』になり液体が舌全体に流れやすくなります。
 
他に、ワインを注いだ時の液面とグラスの口の距離が長い程、
エアレーション効果が高まり香りが開くとの事でした。
 
 
 
などなど。。。他にも多々要件はあるのでしょうが、これらの影響が一番大きいとの事でした。
ワイングラスのメーカーさんでは構造理論だけではなく、
生産者やテイスターの方々の感覚にうったえたアプローチも取り入れて、
多種多様な品種、スタイルに合わせたワイングラスを日々開発しているそうです。
 
 

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そんなわけで、よくおすすめで登場するこちらのワイン

Chablis 1er Cru Fourchaume 

ブルゴーニュに近い伝統産地で一級畑だからやはりブルゴーニュタイプのグラスか?

またはチューリップ型のグラスか?どの形状がよいですか?

もちろん答えは、、、みなさん次第!!!

一緒にBELON渋谷で試してみませんか?

 

     par UTPN

 

 

真夏日が続いた東京でしたが、翌日はグッと気温が下がって、身体も少し戸惑い気味です。

ブロン渋谷店から今月のおすすめメニューの、

「牛ハツの低温調理 サルサヴェルデソース」のご紹介です。

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このお料理は、下味を付けた牛ハツを湯煎でじっくり、優しく火を入れます。

これをスライスして、サルサヴェルデソースで召し上がって頂きます。

このソースは、イタリアンパセリ、アンチョビ、ワインビネガー、パンを混ぜ合わせて作る

イタリアのソースで、初夏の今の時期にピッタリです!