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オイスターバーブロン銀座店ブログ
『ソーヴィニョン・ブランで造られたChablis?!』※もちろんその様なものは存在しません※
まだ暑い日々が続いていますが、朝夕ほんのり涼しげな風が吹き込む今日この頃。
残暑から秋に向けたワインのご紹介です。
シャブリ地区最大の生産者協同組合『La Chablisienne』が造るソーヴィニョン・ブラン!
『Saint-Bris』です。
ブルゴーニュの白、特にシャブリと言えば『シャルドネ』ですが、
こちらはシャブリの西隣の特定エリア『サン-ブリ』で育てられた『ソーヴィニョン・ブラン』から造られたワインです。
多少誤解を招いてしまう言い方をすると、、、
『ソーヴィニョン・ブランで造られたシャブリ』!!!
もちろんAOC法で定められているので、その様なものは存在しませんが、
フランスを始め世界中のソーヴィニョン・ブランの名産地のワインと比べても独特、唯一無二の個性を感じます。
シャブリにも通じる洋梨の様な柔らかく円やかな果実香にリージーで横に広がるキメ細やかなテクスチャーが、
『一瞬、、、シャブリ?!』、と感じてしまいます。
細くシャープではありますが、芯の強さを感じる酸が八朔やスダチの様な和柑橘のフレーバーを伴って奥に伸び、
磯の香りの様なヨード香が後から現れます。
グレープフルーツの白ワタの様な苦味が口中をリフレッシュさせるドライなフィニッシュ。
よくある、ジューシーでフルーティー、、、ではない、
『ドライで大人なソーヴィニョン・ブラン』です。
生牡蠣はもちろん、焼き牡蠣や、サーモンのムニエル、帆立や海老のグリルと合わせて頂きたいワインです。
面白いワインですので是非、銀座店でお試し下さい♪♪
UTPN
ワインから香る牡蠣の風味!!南イタリア、海のワイン『フィアーノ』!!
本日は新入荷!
『夏』の牡蠣とワインのご紹介です。
兵庫県室津の『夏真牡蠣』です。
小ぶりですが可愛らしい楕円形。
シングルシードで育てられた殻はキレイに磨かれ薄く、身は端までしっかりと詰まっています。
ぷりっと殻から飛び出しそうな、弾ける食感です。
産卵期で濃厚な牡蠣が多い中、軽快であっさりとしており、
磯の風味、育った海の味を堪能できる牡蠣に仕上がっています。
合わせるワインはこちら、、、
イタリア シチリアからお届けする
コルパッソが造る『フィアーノ テッレ・シチリアーネ』
カンパーニャ州なんかでも盛んな、南イタリア定番の海の葡萄品種です。
黄桃からマンゴー、パイナップル様の豊かな南国系果実香。
はっきりと感じ取ることの出来る、旨味や若干の苦みを伴う塩気はまさに『牡蠣に感じる余韻』そのもの。
親しみやすいジューシーなワインです。
ローズマリーやマジョラムの華やかで魅惑的な香りが、果実の香りや磯の香りを取り込みながら口いっぱいに広がり、
飲み口のジューシーさ以上の充実感をもたらします。
後半にかけて感じ取られるグリップのある苦みが口いっぱいに広がった香りをキュッと引き締め、
中心に向け収縮するドライなフィニッシュ。
生牡蠣や白身魚のカルパッチョはもちろん、
今が旬の真鯛のアクアパッツァや、牡蠣やアサリをふんだんに使ったアーリオ・オーリオとなどなど、、、
夏の海の幸と一緒にお楽しみ頂きたいワインです。
BELON銀座店では是非、夏のイチオシ牡蠣『夏真牡蠣』と一緒にお楽しみ下さい♪♬
UTPN
繊細で優しい酸、緑のジュース『Verjus』を牡蠣と一緒にお楽しみ下さい♪♬
梅雨終盤の大雨が全国で猛威を振るっています。
これが明けた来週以降、順番に梅雨明けとか、、、
猛暑は萎えますが、やはり待ち遠しいものです。
さて、葡萄の色づきはまだ始まってないのですが、実のグリーントーン、渋みが和らいできたので、
先日ワインの関連誌にあった『verjus(ヴェルジュ)』をスポットで提供することにしました。
グリーンハーヴェストや実の凝縮度を上げる為カットした未熟の実を絞ったジュースの事で、
かつてはレモン代わりに使われていたそうです。
レモンに比べて繊細で優しい酸味、牡蠣に絞ってワインと楽しんで頂きたいと思います。
実が甘くなるまでの『超』期間限定(おそらくあと1週間くらい)、
当店の『牡蠣とワインのペアリングプラン』でお試し頂けます♪♪
なかなかレアな体験かとも思いますので、是非お早めのご予約お待ちしています♪
UTPN
夏、到来!!こんな日にはクーラーの効いた店内でキンキンに冷えた泡とひんやり生牡蠣を。。。
本日も快晴!夏の空です!
昨日は、静岡では39.3℃、東京でも今年初の猛暑日だったとか、、、
梅雨はどこへいったのでしょうか?
こんな暑い日はエアコンの効いた店内でキンキンに冷えた泡と冷たい牡蠣でエネルギー補給してみてはいかがでしょうか?
さて、今の時期なのですが、牡蠣も産卵期の産地が多く、濃厚な牡蠣が増えています。
独特で、白子の様なクリーミーでコクのある濃厚さが美味しいのですが、ちょっと重たすぎて食べ疲れしてしまうことも、、、
そんな時にお勧めするのが、こちら『三倍体』の牡蠣です♪
産卵をしない牡蠣なので、この時期でもあっさりして食べやすい牡蠣に仕上がります。
また、シングルシードで育てられていることも多いので、形も整い、身入り良く、貝柱もしっかりしています。
銀座店では牡蠣とワインのペアリングプランがあり、意外性の組合せとして赤ワインとのマリアージュを提案しています。
牡蠣に合う赤ワインをご用意しているのですが、
いかんせん卵を持つ濃厚過ぎる牡蠣だと、赤のタンニンがざらつきを残してしまい苦戦してしまいます。
そんな時、活躍するのがこの三倍体牡蠣♪♪
瑞々しい牡蠣と熟成によってしなやかになった赤の酒質。
牡蠣特有の良い意味でのエグミと、角の取れたタンニンが意外とバランスとれ口中をリフレッシュさせてくれます。
最後残るのが海苔の様なパリッとした磯の余韻。
たまにはこんな一風変わったマリアージュも試してみてはいかがでしょうか♪♬
UTPN
唯一無比の個性を放つ『Ay』のシャルドネ Lallier-Style Blanc de Blancs!!
雨上がりのとても暑い一日でした。
週末にはいよいよ梅雨が始まってしまうとか、、、 今のうちに陽の光を存分に浴びておきたいところです。
本日は新入荷牡蠣のご紹介です。
『宮崎県細島の岩牡蠣』
宮崎県というと岩牡蠣の一大生産地でもあります。
海岸線に迫る山々からの豊富なミネラルと、複雑に入り組むリアス式の海岸線。
黒潮の影響で水温の高い豊かな生態系の中で牡蠣が育まれます。
身入り良く、塩気はやや強め。
噛んだ時にプチッと弾ける独特な弾力を持ち合わせ、濃厚でクリーミー。
岩牡蠣特有のまとわりつく『ねっとり感』は牡蠣の持つ塩気とバランスがとれ、
いつしか白子の様なコクと上品な円やかさを伴った長い余韻へと変わります。
岩牡蠣らしい良い意味でのエグミも比較的穏やかで、濃厚さと食感を楽しめる岩牡蠣に育っています。
ただ味わいは強く、ねっとり感も強いのでキレのある酸を。
また、テクスチャーも非常にクリーミーなのでシャルドネ特有の横に広がるキメ細やかな酸で合わせたいところ。
冷涼な年のシャブリなんかも良さそうですが、本日お薦めするのがシャンパーニュ。
『Lallier Blanc de Blanc』
ブラン・ド・ブランならではのタイトでデリケートな酸にライムの様なフローラルで甘美な清涼感、グリーントーンが加わります。
このブラン・ド・ブランに個性を与えるのがシャルドネの聖地『Cote des Blancs』のシャルドネに加わる、
ピノ・ノワールの街『Ay』のシャルドネ。
Lallier誕生の地でもあり、コート・デ・ブランにない肉付きと苦みが、力強さ、深みへと繋がります。
ピュアで軽やかな透明感と力強さのバランスが見事なシャンパーニュ、
『Lallier-Style』が表現されています。
ジメジメしたこの季節に爽快感をお届けするシャンパーニュです。
是非、宮崎県 細島の岩牡蠣と一緒にお楽しみ下さい♪♬
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注目!! 虹の国 南アフリカの古木『セミヨン』♬♬
本日は6月のBELON銀座店≪注目ワイン≫のご紹介です。
南アフリカ ワイルドバーグが造る
『Coterie Semillon&Sauvignon Blanc』
(コウテリィ セミヨン&ソーヴィニョン・ブラン)です。
南アフリカの白というと『シュナン・ブラン(スティーン)』がまず思い出されますが、
実はセミヨンも1600年代、南アフリカで最初に植えられた3品種の一つに挙げられ、
19世紀にはケープの畑の9割を占めていたとの話もあります。
長い年月をかけ環境に順応し変異した『セミヨン・グリ』も混ざることで、他のエリアと異なる個性を放ちます。
セミヨンというと、場所は違いますが、
帆立貝との好相性でしられるオーストラリアのハンター・セミヨンや、
牡蠣と相性の良いボルドー・ブランや貴腐ワイン
も知られているので、こちらのセミヨンも『コースタル・リージョン』、海沿いの産地!!
貝類、特に牡蠣との相性が期待できそうです。
最初は抑制的でミネラルフォワード。太陽の明るいトーンを感じます。
レモングラスにセージやタイム、フェンネルなどのドライハーブ、干し草や乾いた土のミネラル、ヨード香のアクセントを感じます。
アタックは優しく、酸はキメ細やかで繊細。瑞々しく柔らかいテクスチャーと共にピリッとした仄かなスパイスも感じます。
口に含むと一転、抑えられていた洋ナシや花梨の様な柔らかく、とろける食感のある果実が口いっぱいに広がります。
中盤以降、樽由来のバニラやムスクの甘く魅惑的な香りを伴い、ドライハーブや干し草、ヨードなど、多層的な香りをまとめ上げます。
どこまでも広がる充実感のあるフィニッシュ。多層的で深み、奥行きを感じるワインです。
生牡蠣はもちろん、牡蠣のグラタンや牡蠣とホタテのパイ包み、特に、牡蠣のトマトパスタとは好相性。
お食事を通して、時間の経過と共にワインの表情の変化をお楽しみ頂きたいワインです。
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香った瞬間に感じる、地中海の海と風と太陽。『ヌラグス』、、、ってなに?
『土着品種王国イタリア』
近年の土着品種ブームで少しずつ知れ渡ってきましたが、聞いたことのない品種はまだまだ無数にあり、
飲んでもそれが『葡萄の個性』なのか、『作り手のスタイル』なのか、はたまた『テロワール』なのか、、、正直つかみきれません。
BELONも魚介イタリアンのお店なので、ここは知られていない新しい海のワインを探したいところ、、、
ただ、その中で個性と品質を併せ持つものを探すのはなかなか至難の業です。
『ヌラグス』・・・サルディニアの土着品種のようです。
紀元前12世紀、フェニキア人によって持ち込まれたとされる長い歴史を持ち、
その名はサルディニアの新石器時代の遺跡『ヌラーゲ』に由来するそうです。
かつてはサルディニア島で最も栽培されていた品種でしたが、土壌適正と病害虫耐性、生産性の高さから好まれた反面、
それ故の品質の低下を引き起こし、国際的に人気のあるヴェルメンティーノへと植え替えが進んでしまいました。
近年、収量を制限し、果皮が厚い特性をコントロールすることで品質が向上し、ポテンシャルの高さを評価されています。
今回、サルディニアで100年以上の歴史を持つ生産者『アルジオラス』のヌラグス
『Nuragus Di Cargliari DOC S’ELEGAS』
を新しくグラスワインリストに加えました。
スッと飛び込んでくるシトラスフレーバー。レモンや青りんごの爽やかな香りを感じます。
しかし少し空気に触れるだけで秘めた果実のポテンシャルが解放され
黄桃、マンゴーやパッションフルーツといった南国系果実のシロップ漬けの様な肉感のあるふくよかな果実香を感じます。
そこにディルやアップルミントと仄かな潮風の様な磯の香りが加わり清涼感を感じます。
味わいは香りと対照的にドライでスパイシー。アルコールの高さからくる粘性の高さがオイリーなテクスチャー感じます。
リッチで口の中をいっぱいに広がる豊かな果実香をグレープフルーツの白いワタの様な、はっきりとした苦みが引き締め、
最後に瑞々しい余韻を感じる、南国の海のワインならではの味わいです。
サルディニアで一番最後に収穫される白ブドウとのことだけあって、あふれんばかりの南国果実とその果皮由来の苦みが特徴的です。
生牡蠣や魚介の冷菜、焼き牡蠣はもちろんのこと、牡蠣のオイル系パスタと一緒に楽しみたいワインです。
南国の太陽と海を感じるワイン、是非BELON銀座店でお試し下さい♪♪
UTPN
新緑の風を古木のミネラルと共に、、、
今日から5月!
ゴールデンウィーク真っ只中!
地方に中央に大忙し!
特に今年は『かしわ記念』が1日開催で、GW中はイベント盛りだくさんです!
ん、、、なんのこと?
それはさておき、本日は新緑の季節、5月のオススメのご紹介です。
まず、こちら!
『空豆とアオサ海苔のゼッポリーニ』
空豆のホクホクした青さと、磯香るモチモチのゼッポレに生ハムとチーズの塩気がマッチ。
酸味を効かせた空豆ペーストをつけることで、モチモチのゼッポレが絶妙な軽やかさを纏います♪
オススメのワインがイタリア、ピエモンテのガヴィ。
ガヴィのオリジンとされるガヴィ村、そのグラン・クリュと言われるロヴェレートの古木、
樹齢50~70年のコルテーゼから造られるガヴィ中のガヴィです。
フレッシュで軽やかな味わいから突如現れる苦味にも似たストーニーミネラル。
古木ならではの凝縮感や深みを感じます。
オリーブのお花の様な香りも仄かに。ドライでオイリー、スパイシーな後味が特徴的です。
少し汗ばむ、この季節にぴったりのワインです。
是非一緒にお試し下さい。
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ワイン、お食事を引き立てる為の『抑えられた』微発泡。これを飲めばその意味がわかります☆
最近なにかと低アルコール&穏やかな酒質のワインを求めてしまいます。
最近のトレンドと言えばトレンドなのですが、まーなんといいますか、、、
『歳のせいでしょうか、、、』
牛や羊の脂も翌日に残りがち。つい優しい甘味のある豚肉にシフトしてしまう今日この頃。
体に優しい1本をご紹介します♪♪
富士山ワイナリーが日本の土着品種『甲州』から造る
『Shizen Sparkling Koshu』
名前の通りの自然な味わいの優しい泡の甲州です。
これまた、富士山ワイナリーというところがまたインバウンドを意識している感じもしてしますが、、、
銀座という場所柄、海外の方がいらっしゃらない日はありませんので、ちょっと意識しています(笑)。
ランチから牡蠣とワインを楽しまれる方も非常に多いので
『日本ならではのワインと牡蠣を楽しんで頂きたい』
とご用意したのがこちらのワインです。
スパークリングワインというより、ヴィーニョヴェルデの様な優しい微発泡。
ワインの味を楽しんで頂く為のあえての控えめにしているそうです。
伸びやかで透明感のある酸がスッと奥へ進み、繊細でエレガンスを感じます。
葡萄本来の優しい果実のアロマに
日本酒の様な酵母の香りと醤油や出汁に含まれる旨味を伴う香ばしいアクセントが加わり絶妙なバランスを造り上げます。
リフレッシングな酸の後、口中に広がるコクや旨味が食材を一段引き上げる、フィネスのあるフィニッシュ。
澄んだ繊細な出汁をベースとした和食や個人的には白身魚やエンガワの握りなど良さそうです。
当店では生牡蠣に、何もつけずそのままで、、、
『Shizen Sparkling KOSHU』とお楽しみ下さい♪
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個性派!!アメリカ、セントラルコーストで育った南仏土着品種『ピクプール』♪♪
今日はマニア心をくすぐる、一風変わったワインのご紹介です。
うちのオーナーにも試飲してもらったのですが、、、
『まーそーだろな、、、』
というイマイチな反応。
でもこれを造ろうと考え、造ってしまった生産者の方をどうしても応援したくなってしまい、
銀座店限定メニューに加えてしまいました。
みなさん『ピクプール』という葡萄品種をご存知でしょうか?
なかなかマイナーな品種ですが、南仏では魚介といえば『ピクプール』と生産者の方が声を大にするくらい、
海のワインの定番品種の一つなんです。
ほぼ南仏以外では見られないのですが、それをなんとアメリカ、カリフォルニアのセントラルコーストで育ててしまい、
さらに同じく南仏~地中海のこれまた海のワインの定番品種『ヴェルメンティーノ』とのブレンドして白ワインを造ってしまったというから、
かなりの曲者ワインです。
ただ味わいはそのクセの強さとは正反対、、、
青リンゴや洋梨の柔らかい香りにセルフィーユやディルの清涼感。
非常に澄んで透明感があり、瑞々しく軽やか。
スーっと体にミネラルが染み渡るような優しい味わいです。
余韻に葡萄の持つ自然な甘味がパウダーソルトの様なキメ細やかな仄かな塩気を伴って戻ってきます。
コクや複雑さ、重厚感といったワインに求められがちなものと対極にある、
お食事の隣にそっと佇むワインです。
ただそのクオリティは決してシンプルというものではなく、きっちり作り込まれている新しいスタイルのワインという印象を受けました。
素材の味を活かしシンプルに調理したシーフードや、瑞々しい生野菜。フレッシュトマトを使ったカプレーゼなんかも良さそうです。
夜のお食事のお供というより、穏やかな休日、ちょっと遅めの朝食からランチにサーブしたくなるワインでした。
あと一週間ほどでゴールデンウィークが始まります!
五月晴れの心地の良い日にランチから一緒にいかがでしょうか?
UTPN