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昭和の夏に想いを馳せる一皿を♬♬

日の入りと共に流れ始める太鼓の音と音割れスピーカー。

夏の夜、特に土日の風物詩ではないでしょうか?

僕の地元では8月半ばがお盆で盆踊りのピークでしたが、

今住んでいる都心では7月末から8月初めがシーズンの様で、音が聞こえる度に小さかった頃を思い出します。


さて、8月に入りました。

今月のオススメを一皿ご紹介させて頂きます。

千葉県銚子から届いた、

『真イワシ』のコンフィです。

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梅雨の時期が産卵期直前の為、脂がのり、美味しいイワシになることから梅雨イワシなど言われますが、

個人的な思い出としては、子供の頃の夏休み。

家族で泊まりがけで海に行き、泊まるのは港沿いの民宿。

朝早起きして、側の釣具屋さんで釣具を借り、朝食の時間まで釣りをして、つれた魚を朝捌いて出してもらう。

その魚がこの時期、港に流れ込んでくる回遊魚、イワシであり夏休みの魚です。


そんな庶民の魚も今は高級魚、、、

えらい出世をしたものです。

小骨が多かったり、鮮度が落ちるとすぐ臭みが出ることから小さい頃はありがたみを感じる事がなかったのですが、

この年になると、噛み締めるごとに染み出る滋味深い味わいが、どこか懐かしさを感じさせてくれます。


さて、そんな夏のイワシを丁寧に低温調理。

骨はカルシウムを感じられる様に食感を残し、あえてのやや硬め。

添えてあるのが、ボイルしたオクラと、フレッシュのプチトマト。

トマトはイワシに瑞々しさと、チャーミングなフルーツ感を加え、オクラは滑らかさを付け加えます。

火が入るとポソポソしがちな魚の身が潤いが加わり、絶妙でイキイキとした食感に♪


骨をポリポリしながら、どこか懐かしい、ノスタルジックな一皿をお楽しみ下さい♪♪

                                UTPN

 

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