ホーム>オイスターバーブロンブログ>渋谷のオイスターバー ブロンの牡蠣やワインにまつわるブログ

渋谷のオイスターバー ブロンの牡蠣やワインにまつわるブログ

今週のイチ押しランチパスタ

北海道では痛ましい事故が発生、事態の収集も厳しそうです・・

ブロン渋谷店から、今週のイチ押しランチパスタのご紹介です。

アサリと春キャベツのオイスタークリームソース

2022426144048.JPG

春の息吹を感じさせてくれる一皿です。

春キャベツは柔らかさが特徴ですが、火を通し過ぎないのがポイントです。

芯はシャキッとして、甘さだけでなく食感も愉しめます。

今週も残り僅か、興味のある方は渋谷のランチまで足をお運び下さい!

クラウドファンディング ご支援募集中

初夏の陽気に包まれた一日になりそうです。

ブロン渋谷店から、クラウドファンディングのお知らせです。

弊社は(株)クラフトダイニングとして、店舗展開しております。

202242214484.jpg

レストラン事業と並行して、阿佐ヶ谷・上石神井にワイン&デリカのショップを

立ち上げました。そしてこの度、

キャンプファイヤー】を通じクラウドファンディングを設立し、

「レストランのシェフが作る10分でできる簡単調理のイタリアンディナーセット」

を、リターンとしてご用意させて頂きました。

 

ご興味のある方は、グーグルで「キャンプファイヤー クラフトダイニング」か、 

下記のURLより検索して頂きたいと思います。

https://camp-fire.jp/projects/view/572177

皆様のご理解と、ご支援をお待ちしております。

 

 

 

ワイングラスについて考える。

no subject
 
こんにちは!BELON渋谷です。
 
桜の季節も終わり木々が若々しさを帯びてきました。
暖かい太陽の光を浴びて若葉がすくすく育ち、初夏の清々しさも感じます。
うちの葡萄の木も新芽の伸びるペースも早くなり、花の蕾も姿を現しました。
ゴールデンウイークはすぐそこですね。
 
 
本日は少し趣向を変えて、ワインを飲む上で大きな影響を与えるアイテム、
 
『ワイングラスの形状がワインの味にどのような影響を与えるか?』
 
について考えたいと思います。
 
 
 
さっそくですが、『味覚地図』といものをご存知の方も多いと思います。
 
舌の先端で甘みを感じ、舌の両端のやや前で酸味やや後ろで塩気。そして舌の奥で苦味を感じる。
その原因はそれぞれを感じる味蕾がその場所にある為、というものです。
僕も小学生のころ習ったのを覚えているのですが、
科学の進歩により実は、それが間違いであったことが判明しています。
 
どうやら味覚地図は1900年代初頭に発表された論文から造られたもので、
そもそも、その実験も10数人程度の検証だったそうです。
 
実際、五味(甘味、塩味、苦味、酸味、旨味)はそれぞれの受容体で感知するのですが、
それらは一つの味蕾にまとまって存在しています。
味蕾は球根の様な形状で、ある部分が甘味の受容体、また別の部分が塩気の受容体
、、、のような構造をして、舌の表面全体に散らばって存在しています。
 
ただ、甘みはやはり舌先で感じやすいというのも事実です。
諸説ありますが一説によると、甘みは快感の一種であり、すぐ脳が反応してしまうからだそうです。
 
また苦味が奥で感じやすいのは、そもそも苦味は発展的な味覚であるのですが、
生物的には『苦味=体に害のあるものの味=毒物』であり、体内に間違って取り込まない様
口の奥で最終判断出来るように、との説もあります。
 
酸味、塩気は多くの唾液を分泌させます。唾液が分泌する箇所が舌の両脇の下にあるのを考えると、
その部分でその味覚を感じるように錯覚しているのではないでしょうか?
 
ともあれ、トップクラスのテイスターでも感じやすい場所、感じにくい場所があり、タイミングも異なるので、
やはり味覚は人それぞれ異なる、という事です。
 
 
no subject
 
 
ではグラスの形状が味わいに与える影響をいくつか書いてみたいと思います。
 
① まず挙げられるのが、グラスの飲み口の口径、形状です。
 
飲み口の経口が小さい程、口がすぼまり舌の断面も『U』になります。
舌先から液体を捉えやすく、甘みを舌先で捉えやすくなります
また、流速も早まり奥まですっと流れるのでワインに一体感をもたらします
例えばシラー用のグラスなどは赤ワインのグラスでも先のすぼまったグラスが多いです。
シラーの特徴といえば『スパイス』。スパイスは単体では刺激でしかありませんが、
他の味覚と一体になること文字通り『スパイス』になるのでしょう。
 
逆に口径が大きくなると、口がリラックスし。舌の断面が『ー』になります。
流速も遅くなるので液体が舌の両脇に流れ、それにより繊細な酸味を感じやすくなります
ブルゴーニュの白のグラスなど口径が大きいのはブルゴーニュならではの繊細な酸味を感じる為だそうです。
 
また、グラスの口が内側にすぼまっている程、香りを中にため込み
ストレートに開いているほどワインの強さを抜いてくれます
アルコール、酒質の強いワインなどは強さを抜くことでワイン本来の香り・味わいを楽しめます。
 
 
② 次にあげますのがボールの底の形状です
 
こちらはフラットの方が香りをため込む効果が強く
角度がある方が香りを立ち上げやすいとのことです。
ソーヴィニョンブラングラスやニューワールドの赤ワイングラスの底は角度をつけることで、
香りがストレートに引き出されるよう工夫されています。
逆に、フラットなブルゴーニュタイプのグラスは複雑な香りをじっくり探り、楽しめるようにできています。
 
 
③ そしてボール、グラスのサイズです。
 
よく言われるのが、ボールのサイズです。
大きいほど香りをためるので、格の高いワインや酒質の強いビックなワインは大きいグラスの方が好ましいです。
 
また、グラスのサイズが大きいと、
顎を上げる為、口先がリラックスし舌の断面が『ー』になり液体が舌全体に流れやすくなります。
 
他に、ワインを注いだ時の液面とグラスの口の距離が長い程、
エアレーション効果が高まり香りが開くとの事でした。
 
 
 
などなど。。。他にも多々要件はあるのでしょうが、これらの影響が一番大きいとの事でした。
ワイングラスのメーカーさんでは構造理論だけではなく、
生産者やテイスターの方々の感覚にうったえたアプローチも取り入れて、
多種多様な品種、スタイルに合わせたワイングラスを日々開発しているそうです。
 
 

no subject

そんなわけで、よくおすすめで登場するこちらのワイン

Chablis 1er Cru Fourchaume 

ブルゴーニュに近い伝統産地で一級畑だからやはりブルゴーニュタイプのグラスか?

またはチューリップ型のグラスか?どの形状がよいですか?

もちろん答えは、、、みなさん次第!!!

一緒にBELON渋谷で試してみませんか?

 

     par UTPN

 

 

真夏日が続いた東京でしたが、翌日はグッと気温が下がって、身体も少し戸惑い気味です。

ブロン渋谷店から今月のおすすめメニューの、

「牛ハツの低温調理 サルサヴェルデソース」のご紹介です。

202241513527.JPG

このお料理は、下味を付けた牛ハツを湯煎でじっくり、優しく火を入れます。

これをスライスして、サルサヴェルデソースで召し上がって頂きます。

このソースは、イタリアンパセリ、アンチョビ、ワインビネガー、パンを混ぜ合わせて作る

イタリアのソースで、初夏の今の時期にピッタリです!

牡蠣に合う白ワイン、とは? ~その①~

no subject
 
こんにちは!BELON渋谷です。
 
暖かい日が続きますね。岩牡蠣も始まり、真牡蠣は来る産卵期に向けてふっくらと濃厚に、
冬場とも一味違うコクのある牡蠣に成長しています。
BELONでは様々な産地の牡蠣とワインを楽しんで頂ける様、ワインも様々な産地をご用意しています。
 
 
牡蠣といえば、、、シャブリ!
 
いやいやミュスカデも捨てがたい。南フランスだったら魚介に合うといえばピクプール!カシー!
 
海のワインといえばリアス式海岸の語源にもなったスペインのリアス・バイシャス
 
イタリアンのお店なんだからイタリアのヴェルメンティーノに南イタリアのファランギーヌ、フィアーノ、、、
 
やっぱ日本人として日本の甲州も外しがたい。。。
 
などなど、、、きりがないですね。
 
お客さまにとって楽しみでもあると同時に、オイスターバーのサービスにとっても永遠のテーマでもあります。
そこで今回は『牡蠣に合う白ワイン』というテーマで書きたいと思います。
 
 
まず、ワインをそれだけで飲んもおいしいですし、牡蠣もそれだけで食べても美味しいですよね!
でも、ワインを一口飲んで、その後に牡蠣を食べると、、、
磯の香りも甘みも広がって、深みもあり、さらに美味しい!旨い!と感じますよね。
どういう事なんでしょうか?
 
まずは、その『さらに美味しい』についてアプローチしてみたいと思います。
 
旨味ですが五味の一つとして知られています。
味覚として認められるにはいくつか条件があり、そのひとつが、
『その原因物質を受容する受容体が存在する』です。
 
旨味は大きく分けて2種類あります。
昆布などに含まれる『アミノ酸系』と、茸やカツオ出汁などに含まれる核酸系』です。
 
そして、それぞれの受容体は異なる為、一つの旨味の受容体には二種類の受容体が存在します。
他味覚の受容体では原因物質が受容体に結合し感覚を感じるわけですが、
旨味受容体では片方の物質が結合すると変形しその物質をホールドします
そのホールドした状態で他方の旨味物質が結合すると旨味をより強く感じられ
個人差はありますが、その強さは7~10倍にもなります
 
白ワイン単体では個人が感じるアミノ酸系旨味の閾値は低く、なかなか感じにくいレベルにあるのですが、
牡蠣を含め魚介は核酸系旨味を豊富に含む為、この『相乗作用』により旨いと感じることが出来るわけです。
 
 
次に、メルシャンさんの研究で面白いものがあります。
魚介には白ワインが合うといわれますが、たまに生臭さが際立つことがあります。
生臭さの原因は『魚が持つ脂肪酸とワインの持つ鉄分が反応し、生臭さの原因物質を発生させる』ことにあります。
 
そこで魚介とワインを美味しく楽しむには下記が挙げられます。
 
①原因となる鉄分が少ない産地、品種を選ぶ。
産地、育て方で個体差がある為、明確には言えないですが、日本の甲州は比較的鉄分が少ないらしいです。
②シュール・リー製法のワインを選ぶ。
澱と寝かし沈殿する際、ワイン中の鉄分を取り込みながら底に溜まるので鉄分が少なくなるそうです。
③料理にレモンをかける。
レモンと鉄分が反応し、脂肪酸との反応を妨げるそうです。
④オイルをかける。
オイルが不快な臭いを吸収してくれるそうです。
⑤酒精強化ワインを選ぶ。
鉄イオンですが通常はFe2+なのですが酒精強化ワインはFe3+の為、脂肪酸と反応しにくくなるらしいです。
⑥魚介に火を入れる。
火をいれることで脂肪酸が変質し鉄分と反応しなくなる。
 
 
同じくメルシャンさんの研究で『樽のきいたワインは出汁と相性が良い』というものもあります。
 
ポン酢出汁や、シンプルに出汁を挟むことで
『樽のきいた白ワインは生牡蠣と相性が悪い』という定説を覆すヒントになるかもしれません。
 
 
樽のきいた白ワインというと一般的にマロ・ラクティック発酵(MLF)をしているものが多いです。
MLFとはワインに含まれるリンゴ酸を乳酸に変える発酵プロセスの事で、
減酸効果テクスチャーを柔らかくする複雑味をもたせるなどの効果があります。
 
 
酒類総合研究所の検証実験によると
リンゴ酸、酒石酸は料理の後味を軽くし、余韻を短くします。さっぱりさせる効果があります。
乳酸は余韻を長くし、旨味や食材の味わいを深く感じさせるそうです。
 
 
さっぱりとした食材にはリンゴ酸・酒石酸主体のワインでさっぱりと。
深みのあるある牡蠣にはMLFのワインでじっくりと。
さくさく食べたい時、じっくり味わいたい時、、、
 
その人の好みやシチュエーションに合わせて組み合わせると様々な選択肢が出てきそうですね。
 
 
さて、長くなってきましたので理屈のお話はこのくらいにして、、、
 
 
本日おすすめするのがこちら!!
 
no subject
 
室津の真牡蠣とコトー・ブルギニョン!
 
 
今、兵庫県の室津の牡蠣も旬を迎えており濃厚で、後味に仄かに甘みを感じさせます。
 
そんな室津の牡蠣を引き立てるのがこちらのコトー・ブルギニョン。
 
アリゴテ主体70%にシャルドネ30%。
 
MLF由来の爽やかで柔らかい酸が牡蠣の旨味をじわじわ引き出し、
アリゴテ由来の心地よい苦味が牡蠣の甘みを引き立てます。
牡蠣が持つ塩気、旨味と調和し、滋味深い長い余韻をつくります。
 
ぜひBELON渋谷で味わってみませんか?
 
                        par UTPN
 

 

【期間限定】BELON渋谷おすすめ赤ワイン!!!

 
こんにちは!BELON渋谷です。
 
4月に入っても、原材料費値上がり、輸送コスト増加、円安、、、
人間にとっても、ワインにとっても、依然として厳しい状況が続いていますね。
 
ただこれも、為替相場の影響を受けない、
輸送コストも輸入ワインに比べかからない日本ワインにとって
市場拡大のチャンスになるかもしれません。
 
以前、牡蠣に合う赤ワインということでボルドーの熟成赤を扱っていたのですが、終売になってしまいました。
他にいいワインがないか探していたらボルドーではないのですが、
面白い飲み頃ワインを発見しましたのでご紹介します。
 
こちらのアメリカ カリフォルニアのピノ・ノワールです
 
no subject
 

カリフォルニア・ワインといえばまず出てくるのがナパヴァレーだと思います。

西をマヤカマス山脈、東をヴァッカ山脈に挟まれた南北に伸びる盆地で、
北が閉ざされ、南側が開いています。

日差しが強い為、北に溜まった空気は温まり上昇します。

上昇すると空気がなくなるので、南から空気が流れ込みます。

またその空気が温まり上昇、、、と繰り返される為、南のサン・パブロ湾からの冷涼な風が日中流れ込みます。

その為強い風と霧が発生し、強い風は酸を産み霧は強い日差しから葡萄を守ります。

ヴァレーフロアーでは温室効果をもたらしふくよかで豊かな果実味を葡萄に与えます。
逆に霧の上、300m以上では、強い日差しから種子を守るべく果皮が厚くなり

寒暖差もあるため、凝縮感のある力強いのスタイルになります。

当然ヴァレーの北と南では温度差があり、

北の方が気温が高い為、黒系果実

南の方が冷涼な為、赤系果実のトーンが現れます。

また、ヴァレーの西側か東側かでもスタイルが異なります。

西側のマヤカマス山脈は東向き斜面の方が優しい東からの太陽光を浴びる為柔らかさを、

東側のヴァッカ山脈は西向き斜面の為強い西日を受けるため力強い凝縮感ある果実味を持ちます。

さらに、世界に存在する土壌の50%がモザイクの様に入り混じり、、、

ホントに多種多様な個性豊かなワインを造る産地、それがナパ・ヴァレーです。

そんなナパヴァレーに霧と冷気を呼び込む入口にあたるのが

ナパと隣のソノマに跨る産地『ロス・カーネロス』です。

若いワインは良く市場で見かけますが、

なかなかお目にかかれない飲み頃8年熟成2014年のワインです。

 

ベージュを帯びた美しいルビー。

沸きあがってくるアメリカンチェリーやチェリーブランデーの香り。

ダージリンやリコリス、樹脂。仄かになめし革のニュアンスが加わりが深みをつくります。

ピュアなピノ・ノワールにローブを纏わせた様な、リッチで複雑な香りです。

酸は柔らかく、しなやか。噛めるような果実の肉感が口中を優しく広がります。

タンニンも溶け込み滑らか。まさに今が飲み頃のワイン。

酸度がもう少し高かったら上質なブルゴーニュと間違えてしまいそうなクオリティーです。

 

単体でも、とてもお愉しみ頂けるワインだと思いますが、

おすすめのお食事は、、、以前やっていたメニューになるのですが、

no subject

牡蠣にフォアグラのムースをのせてオーブン焼きにした『牡蠣とフォアグラのフラン焼き』

ブリアサヴァランという酸味のある白カビチーズをのせて焼いた『ブリアサヴァラン焼き』

などが熟成したニューワールドのピノ・ノワールと好相性でしたので、

復活しないかなー、、、なんて思ったりします。

そんな熟成ピノ・ノワール。期間限定ですので気になる方は是非お早めに

BELON渋谷へお越しください♪♫

お待ちしてます!

             par UTPN

 

 

今週のイチ押し生牡蠣のご紹介です

今、色々な意味で揺れている石川県の能登から

今週のイチ押し生牡蠣のご紹介です。

202245151454.JPG

能登の牡蠣は、自然海域に恵まれている為成長が早く、

小粒で肉厚があり、甘みが爽やかに感じられます。

今年は4月に入っても、充分にその美味しさを堪能できます!

『ミネラル問題』~岩牡蠣はじめました♪♪~

no subject

こんにちはブロン渋谷です。

 

4月1日、本日から新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。

牡蠣というと冬のイメージが強いと思いますが、

春になると走りの岩牡蠣が市場に姿を現し始めます。

真牡蠣に比べ旨味の強い深みある、ミネラル豊富な牡蠣です。

 

ミネラル、ミネラル、、、といえば、近年ワインでもよく使われるワードですよね。

 

その実態は分かりづらく、何となく感じる、でも説明が難しい、正体がわからずに使ってしまうワードです。

 

実際、インポーターや卸の方がワインのお薦めで、

『ミネラル感のあるワインです』とお薦めにいらっしゃるのですが、

『どのようなミネラルですか?』と質問すると答えに詰まる方もいらっしゃいます。

 

そもそも味覚とは人それぞれ異なるもので、

かつミネラリティは非常に感覚的なものなので、様々な考え方があり、

ワイン好きには格好のテーマにもなってます。

 

もとはニューワールドのワインや熟度の高い葡萄から造られた

ワインの果実の香りが前面に出るフルーツ・フォワードに対する概念

として現れたようです。

 

僕がとる解釈は3つあり、主軸とするのが大橋健一MWがピノ・ノワール カンファレンスで発表した

『酸、フェノール、サイオリック化合物に由来する洗練されたチョーキーな感覚。

アーシーでフリンティ。後味をクリアーにするもの。』というものです。

ピノ・ノワールのミネラリティに関する定義なのですが、

その文章を読んだときピノ・ノワール以外でも、すっと自分の感覚に当てはまり、

これをベースに考えてます。

 

また、とある味覚の本に書いてあったものでミネラル物質としてはNa,Mg,K,Caが挙げられ、それぞれ、

Na(ナトリウム)は塩気、

Mg(マグネシウム)は苦味、

K(カリウム)は酸味、

Ca(カルシウム)は甘みを持つ

というもので、6大栄養素の一つ『ミネラル』と考えると、これも理解しやすく組み合わせてます。

 

そして、もう一つがソムリエ協会の会報誌に書かれていた内容で、これも寄稿された方の考え方ですが、

『大きくわけるとミネラリティは四つに分けられ、

①ヨード的、フリンティーな香り

②金属的な香り

③鉱物的な香り

④ダスティーな香りがある』。

というものでした。ミネラルをわかりやすく、かつ明確に分類されているので

どの様なミネラルかをこれで判断しています。

 

他にも色々な考え方があり、ところ狭しとネット・書物に溢れています。

味覚・感覚は人それぞれなので、自分に合った考え方や

自分にとってのミネラルとは?を探してみると

ワインのまた違った楽しみを発見できるのではないでしょうか?

 

 

というわけで、、、そんな『ミネラル』を豊富に含む

 

『岩牡蠣』!!!

 

どんなミネラルを持つかBELON渋谷で探ってみませんか?

                          Par UTPN

 

 

三月末、花見の季節ですが、、、

no subject

こんにちは!ブロン渋谷です。

 

今年は桜の話題が少なく感じていたのですが、首都圏では今週満開を迎えるようですね。

さて、この時期は桜のシーズンであり、新しい生活の始まりの時期でもありますが、

葡萄も萌芽を迎え新しい一年が始まります。

写真はうちの庭で育てている葡萄の萌芽の写真なのですが、

ワインを勉強しているうちに、葡萄はどのように育ち、品種ごとでどの様に違うのだろうと思い、

育て始めて3年目になりました。

特に関心があったのがシャルドネでした。

働いていると日本人は非常にシャルドネが好きなんだなーと感じますが、

実は僕はシャルドネが嫌いでした。

カットして時間が経過したリンゴの様な香りに樽の香りが混ざり、酸も強くスティーリー。

よくわからない独特な余韻も残り・・・と、なぜシャルドネが世界で好まれているのだろうと思っていました。

当時よく通っていたワインバーのマスターによく疑問をぶつけていたものですが、

その一つが『シャルドネの特徴とは何?』でした。

その時の答えが『酸が強く、これといった特徴がないのが特徴』

と教わり、そのような理解をしていました。

色々、勉強していくうちにソムリエ協会副会長の石田博さんの著書を読む機会があり、そこには

『シャルドネとは純白であり、それ故、テロワールや造り手のフィロゾフィーを反映する』

と書かれてありました。

ちょうど昨年初めて葡萄がなり、未熟のうちから収穫まで味見をして変化を観察したのですが、

その時、初めて、その意味を理解出来ました。

シャルドネは他の品種に比べ完熟前から透明感のある酸味を備えていて

正に純白と言えるピュアさを持っていました。

発酵後も繊細な洋梨や和梨の様な柔らかさとフィネスがあり、

『このことなのか!!!』

と、ようやく自分の中でシャルドネとは?の答えが見つかった気がしました。

去年はそんな一年だったのですが、今年も何か新しい発見があるといいなと楽しみにしています。


no subject

さて長くなりましたが、本日紹介するのが、そんな『シャルドネ』で造られている

『Chablis 1er Cru Fourchaume』です。

よく、牡蠣には普通のシャブリが合うと言われますが、

普通のシャブリは酸が強く、スティーリー、やや酒質が強い印象を受けます。

一般的に格が上がると濃く、強くなりますが、シャブリ1erCruだけは逆です。

シャブリの1er Cruはシャブリよりもテクスチャーは柔らかく繊細な果実とピュアさを持つ為、

透明感のあるミネラリティーを感じられます。

その土地のテロワールを表現しようとしているのがわかります。

普通のシャブリ以上に『生』の牡蠣と調和し、旨味産地ごとの味わいを引き立たせてくれます。

特におすすめは、

『広島県 大黒神島』

あっさりめで、藻塩の様な繊細な旨味を持っています。レモンなしでお楽しみ頂きたいです。

 

最近、BELON渋谷では岩牡蠣も始まりました。

 

様々な産地の牡蠣とワインを一緒に楽しみませんか?

BELON渋谷でお待ちしています♪♫           

                                                                               par UTPN

 

 

桜海老は外せないでしょう~

まん延防止法も解除され、街に活気が出てきたような気がします。

ブロン渋谷店から、おすすめの一皿のご紹介です。

春を代表する食材としては、外せません。

【桜海老とポレンタのフリット】です。

2022325122934.JPG

これをグリーンチリのピカンテソースで召し上がって頂きます。

ポレンタはイタリアの郷土料理の一つで、

トウモロコシの粉を、ペースト状にしたものです。

この中に桜海老粉を練り込み、揚げたものをアツアツで召し上がるのです。

春の訪れを感じ取れる一皿です。是非、ご賞味あれ!